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塗り絵のポイント
この絵は、冬の庭先で夫婦が万両の鉢を縁側へ運んでいる場面です。年末の支度を思わせる、穏やかで協力し合う暮らしの雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは雪や庭石、遠くの植え込みを薄い水色や灰色で軽く入れ、中心の万両の鉢と夫婦が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。万両の実は赤、葉は濃緑、鉢は茶色、縁側は木の茶色、外套は紺や灰色、雪は白を残して塗ると、冬らしい落ち着きがまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。鉢は下側を少し濃く、上の縁を明るくすると重さが出ます。夫婦の服は薄い色を重ね、手袋や襟元にだけ少し影を入れると、鉢を大切に運ぶ姿が自然に伝わります。影は黒ではなく青灰色や深緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、雪の部分を灰色で塗りすぎて、冬の明るさが失われることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に赤い実のつや、縁側の木目、足元の影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、万両の鉢と夫婦の表情が自然に目に入るか確認してください。
