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塗り絵のポイント
この絵は、雨上がりの庭で紫陽花が丸い花房を広げ、濡れた石畳が奥へ続いている風景です。しっとりと落ち着いた梅雨明け前後の空気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは石畳や竹垣など背景になる部分へ薄い灰色や黄土色を軽く入れ、中心となる紫陽花が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。紫陽花は青紫や桃色、葉は深緑、石畳は青灰色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、中心になる部分の順がおすすめです。紫陽花の花房は一つずつ濃く塗るより、全体を薄くまとめてから一部に濃い色を重ねると自然です。石畳はすべて同じ濃さにせず、手前だけ少し暗くすると、濡れた庭の奥行きが出ます。影は黒ではなく青灰色や深緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、雨粒や石のすき間を細かく濃くしすぎて、全体が重く見えることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、花びらや水たまりの明るい部分を少し残すと効果的です。最後に葉の下側、石の縁、水たまりの反射を軽く足すと、季節感と完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、紫陽花のまとまりが自然に目に入るか確認してください。
