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塗り絵のポイント

この絵は、縁側に座った祖母が孫に赤い毛糸のあやとりを教えている穏やかな場面です。午後の日差しのやわらかさと、手元を通して会話が生まれる雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは障子や縁側の薄い生成り色を軽く入れ、赤いあやとりの糸と二人の手元が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。座布団は青、庭木は緑、みかんや日差しは黄色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。障子は白を残しながら淡い灰色や薄いクリーム色を入れると、縁側の落ち着きが出ます。あやとりの糸は細い部分なので、先に薄く赤を置き、最後にもう一度なぞると手元が見やすくなります。影は黒ではなく青灰色や薄い茶色を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、人物の服や庭の緑を強く塗りすぎると、主役のあやとりが目立ちにくくなることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に糸の交差する部分、座布団の端、庭の葉の影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。